死役所
いきなり宣言無視で漫画のことを。
死役所という漫画です。
死役所 1巻【電子書籍】[ あずみきし ]
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この本を知るきっかけは…確か広告だったかな?
「いえいえ、お客様は仏様ですから…」
何か含みのありそうな笑顔の男性。
うーん、気になる…と、いうことで購入して読んでみました。
第1巻の発売日が2014年の4月ですか…結構前の漫画なのですね。知りませんでした。。。
勝手に悪事を働いた人が死後に報いを受ける的な漫画かと思っていたのですが、全然違いました。(そういう回もありましたが)
死役所は死んだ人が訪れる場所。
自殺でも、他殺でも、事故死でも、病死でも。
ここで手続きをして成仏し(天国or地獄へ行き)、生まれ変わる時を待ちます。
で、1巻の内容なのですが…
- いじめられっ子の中学生が自殺する話
- 前科のある女性が恩人を庇って死んでしまう話
- 育児放棄された少女が凍死する話
- 死刑囚になりたいが為に子供を複数人殺害し、死刑になった男の話
こんな感じです。
主人公はこの死役所に勤めるメガネの男性、シ村さん。
そこに様々な理由で亡くなった人たちが訪れ、何故死んだのか語られ、シ村さんがその人が成仏できるようケアをする……??
うーん、ちょっと違う気もしますが、そんな流れです(ぇ
1話目の内容を軽く…
上記のように今回のお客様は男子中学生です。
同級生にいじめられ、辛くなり自宅マンションから飛び降り自殺。
家庭でも居心地が悪かったようで、実の親は母のみ。父は再婚相手で社会的地位の高い人なんだとか。
自分に興味がなく、自分の死体を見てもどうとも思わないかな…なんて思ってしまうほどだったようです。。。
しかも自殺の一因は家族にもあると、遺書、というか日記に残していたようです。
ただ、「遺書である日記にそんなことをを書いてしまっては社会的地位の高い父は公開せずに捨ててしまうかも。そうすると相手を訴えることができず、裁かれることはないでしょうね。」と、シ村さんに突っ込まれてしまいます。
そんな…と、落ち込み、階段で座り込んでいると、自分をいじめていた男の子が血まみれで現れます。
「お前が自殺なんかしたせいで俺は殺されたんだ!」
え?……自分に無関心だと思っていた父が自分の為に復讐をしたのです。
そんな父の気持ちを知らなかった男の子は後悔し、父と少しでも話すことはできないか?
と、シ村さんにお願いしますが、それはできかねるとのこと。
ただ、父がシ役所に訪れたとき、
「お父さんと、もっといろんな話をしたかった」
と、伝えてほしい…と、お願い。
これをシ村さんは快く引き受けます。
(約束はできませんが、と言っていますが…)
そうして男の子は成仏し、天国へ。
(ちなみにいじめっこは地獄行きでした…)
…伝わりましたかね?
1話目はまだ「あぁ、よかったなぁ」と思えたのですが
話によってはモヤモヤが残ったり、なんだか気分が落ち込むこともありました
(といっても4巻までしか読んでいないのですが…)
ただ、この死役所を読んで自分が一番感じたことは
「人は何が原因でいつ死ぬかわからない」
ということです(?
いま当たり前のようにそばにいる大切な人。
いつものように「いってきます」で別れ、そのまま「ただいま」「おかえりなさい」が言えなくなるかもしれない。
なんだかこの漫画から、ずれてしまった気はしますが
当たり前にいる家族のこと、友人のことを大切にしようと思います。